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相続物件・空き家の解体工事を検討する前に知っておくべき行政手続きと注意点

  • 執筆者の写真: 一関解体工房コワスモ
    一関解体工房コワスモ
  • 1月23日
  • 読了時間: 5分

岩手県一関市、平泉町、宮城県気仙沼市、登米市、栗原市などの地域にお住まいの皆様へ。相続で受け継いだ物件や、長年使用していない空き家・納屋・蔵・倉庫などの建物の解体を検討されていますか?建物の解体工事は、単に壊すだけではなく、多くの行政手続きや法令遵守が必要な重要なプロジェクトです。本記事では、施主として知っておくべき重要な情報をご紹介します。



建物の解体工事を行う際には、複数の行政手続きが必要です。まず、建設リサイクル法に基づく届出が必須となります。一定規模以上の建物解体工事(床面積80平方メートル以上)の場合、工事開始の7日前までに市町村に届け出る必要があります。

また、建物の用途によって異なる許可が必要な場合があります。例えば、旧耐震基準で建設された建物の場合、耐震診断の実施が推奨されます。さらに、解体工事に伴う廃棄物処理についても、廃棄物処理法に基づいた適切な処理が求められます。アスベスト含有建材が使用されている場合は、特別な対応が必要となり、事前調査と届出が義務付けられています。

各自治体では、空き家対策特別措置法に基づいた指導や勧告を行う場合があります。特に、危険な状態にある空き家については、解体工事の補助金制度が用意されていることもあります。事前に市町村の建設課や都市計画課に相談することをお勧めします。


解体工事を依頼する前に、施主として確認すべき事項があります。まず、建物の所有権を明確にすることが重要です。相続物件の場合、相続登記が完了しているか確認してください。複数の相続人がいる場合は、全員の同意を得ることが必須です。

次に、建物内に残された荷物や家財道具の処理方法を決めておくことが大切です。解体工事業者が処理する場合と、施主が事前に処理する場合では、費用が大きく異なります。また、建物の地下に埋設物がないか、隣地との境界が明確であるかなども事前に確認しておくべき項目です。

解体工事後の土地利用計画も重要です。駐車場にするのか、新築を建てるのか、農地として活用するのかによって、必要な手続きが異なります。特に農地の場合は、農地転用許可が必要になる場合があります。また、解体工事に伴う騒音や振動、粉塵対策についても、近隣住民への事前通知と配慮が必要です。


解体工事の成功は、施工業者の選択にかかっています。まず、建設業許可を取得しているか確認することが最も重要です。解体工事業の許可を持つ業者であることを確認してください。許可番号は、市町村の建設課で確認することができます。

次に、複数の業者から見積もりを取得し、比較検討することをお勧めします。見積もりには、解体工事費だけでなく、廃棄物処理費、重機運搬費、アスベスト処理費などが含まれているか確認してください。極端に安い見積もりは、後々追加費用が発生する可能性があるため注意が必要です。

業者の実績や評判も重要な判断材料です。過去の施工事例を確認し、同じような規模や条件の工事を手がけているか確認してください。また、保険加入状況や労災保険の加入状況も確認しましょう。万が一のトラブルに備えて、契約書の内容を十分に確認し、不明な点は事前に質問することが大切です。


建物や土地の所有者・管理者には、特別な責任があります。空き家を放置すると、固定資産税の優遇措置が受けられなくなる可能性があります。また、倒壊や火災などの危険が生じた場合、所有者が損害賠償責任を問われることもあります。

定期的な点検とメンテナンスは、建物の劣化を遅延させるために重要です。屋根や外壁の破損、雨漏りなどは早期に修理することで、解体費用を削減できる可能性があります。また、建物内の不用品の整理や、害獣・害虫対策も重要な管理業務です。

特に、熊などの有害鳥獣が出没する地域では、建物周辺の環境管理が重要です。草刈りや伐採を定期的に行い、動物が隠れる場所を減らすことが大切です。電気柵の設置も効果的な対策の一つです。これらの対策により、地域の安全性を高めることができます。


解体工事だけが選択肢ではありません。遊休資産の有効活用を検討することも重要です。例えば、古い建物をリノベーションして、民泊施設やシェアハウスとして活用する方法があります。また、農業体験施設や地域交流センターとしての活用も考えられます。

岩手県や宮城県では、地域活性化を目的とした補助金制度が充実しています。古民家の再生や、地域資源の活用に対する支援制度を活用することで、解体ではなく再生という選択肢も検討する価値があります。

定期的なメンテナンスにより、建物の寿命を延ばすことができます。屋根の防水処理、外壁の塗装、基礎の補強など、計画的なメンテナンスは、長期的には経済的です。また、建物の価値を保つことで、将来的な売却や活用の選択肢も広がります。


近年、空き家問題は全国的な課題となっており、各自治体が対策に力を入れています。一関市や平泉町でも、空き家バンク制度が導入されており、空き家の売却や賃貸を支援しています。このような制度を活用することで、解体ではなく活用という選択肢も広がっています。

また、デジタル技術を活用した建物診断やドローンを使用した調査も、最新のトレンドとなっています。これらの技術により、より正確で効率的な解体計画が立てられるようになりました。

さらに、建設廃棄物のリサイクルも重要なテーマです。解体工事で発生した木材やコンクリート、金属などを適切にリサイクルすることで、環境への負荷を軽減できます。SDGs時代において、持続可能な解体工事の実施が求められています。


建物の解体工事は、複雑な行政手続きと多くの注意点を伴う重要なプロジェクトです。施主として、事前の十分な準備と信頼できる施工業者の選択が成功の鍵となります。一関市、平泉町、気仙沼市、登米市、栗原市などの地域にお住まいで、解体工事をご検討の方は、まずは市町村の窓口に相談し、利用可能な補助金制度や支援制度を確認することをお勧めします。

一関解体工房コワスモでは、半世紀にわたり地域密着の建設業として培った技術とノウハウを活かし、皆様の解体工事をサポートいたします。相続物件の解体、空き家対策、浄化槽設置撤去や外構工事のご相談も承っております。お気軽にお問い合わせください。



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