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10月1日は「浄化槽の日」|なぜこの日?由来と目的を分かりやすく解説!

  • 執筆者の写真: 一関解体工房コワスモ
    一関解体工房コワスモ
  • 10月1日
  • 読了時間: 7分

岩手県南・宮城県北の皆様、こんにちは。一関解体工房コワスモです。

本日10月1日は「浄化槽の日」。下水道が整備されていないエリアではまだまだ設置やメンテナンスの需要が多数あり、環境や住まいに関心がある方にとって、「浄化槽の日」は決して無関係な記念日ではありません。

この記事では、「浄化槽の日」の由来や制定の目的、そして浄化槽の重要性について、できるだけ分かりやすくご紹介します。

この記事を読むことで、「なぜ浄化槽の日が10月1日なのか?」「どんな啓発活動が行われているのか?」「私たちができることは何か?」などが分かります。

特に、岩手県一関市・平泉町や宮城県気仙沼市・登米市・栗原市などにお住まいで、住宅の解体や浄化槽の撤去を検討している方にとっては、環境保全の観点からも役立つ情報となります。(掲載の情報は令和7年10月1日現在のものです)


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浄化槽の日とは?意味と目的を詳しく解説

なぜ10月1日が「浄化槽の日」なのか?


「浄化槽の日」は毎年10月1日と定められています。その理由は、昭和60年10月1日に「浄化槽法」が全面施行されたことに由来します。浄化槽法は、生活排水を処理する浄化槽の設置や維持管理、検査に関するルールを定めた法律です。

この日を記念し、昭和62年には厚生省・建設省・環境庁(当時)が共同で「浄化槽の日」として制定しました。国が制度施行を記念して制定した公式な記念日であり、単なるイベントではなく、環境保全や公衆衛生の観点から広く国民に浄化槽の重要性を伝えることが目的となっています。

つまり、10月1日は浄化槽の役割を再確認し、正しい維持管理を啓発する日なのです。


環境省が浄化槽の日を制定した理由とは

環境省が「浄化槽の日」を定めた背景には、日本各地での生活排水による水質汚染の問題がありました。特に農村部や都市郊外では下水道整備が遅れており、川や湖沼の水質悪化が深刻化していました。

浄化槽は、生活排水に含まれる有機物や雑菌を微生物の働きで分解し、水質をきれいにする役割を担います。法整備によって「単独処理浄化槽(し尿のみ処理)」から「合併処理浄化槽(し尿と生活雑排水を同時に処理)」への転換が進められましたが、その普及を進めるためには国民への周知が不可欠でした。

このため「浄化槽の日」を制定し、広報活動やイベントを通じて浄化槽の重要性を啓発するようになったのです。



浄化槽の役割と重要性


生活排水をきれいにする仕組みとは?

浄化槽は、家庭や施設から出る汚水をきれいに処理する設備です。台所、風呂、洗濯などから出る生活雑排水と、トイレから出るし尿をまとめて処理できるのが合併処理浄化槽です。

仕組みは大きく分けて「沈殿」「分解」「浄化」の3段階。まず固形物を沈殿させ、その後微生物が有機物を分解し、最後にろ過や消毒によってきれいな水にして放流します。

特に近年の合併処理浄化槽は高度な処理能力を持ち、BOD(生物化学的酸素要求量)除去率は90%以上と、河川や湖沼への環境負荷を大きく軽減します。


浄化槽が果たす環境保全の役割

浄化槽の整備は、水環境の改善に直結します。未処理の生活雑排水を川に流すと、富栄養化や悪臭、病原菌の繁殖などの原因になりますが、合併処理浄化槽を使えばそのリスクを大幅に減らせます。

また、地域によっては下水道整備よりも浄化槽設置の方が費用対効果が高いとされ、持続可能な水処理インフラとして位置づけられています。特に人口が少ない農村部では、浄化槽が環境保全の切り札といえるでしょう。



岩手県や宮城県での浄化槽設置状況と課題


一関市・平泉町・気仙沼市・登米市・栗原市などの普及率、自治体からの助成金等支援は?


岩手県南・宮城県北の地域では、下水道の整備が進んでいないエリアも多く、浄化槽の設置は暮らしに欠かせないものです。各自治体では設置・撤去に補助金や助成金制度を用意しています。

例えば、一関市では合併処理浄化槽の設置に対し、5人槽で52.9万円、7人槽で66.2万円、10人槽で89.7万円の補助が受けられます。また、撤去に際しては1基12万円の補助があり、公共下水道への接続費用を軽減する制度もあります。

平泉町でも同様に設置補助や撤去補助が用意され、5人槽53万円、7人槽66.3万円、10人槽90.7万円と手厚い金額設定がされています。

宮城県側では、栗原市で5人槽28.5万円、7人槽36万円、10人槽47.7万円、さらに単独処理浄化槽から公共下水道への切替時には10〜20万円の補助があります。

こうした制度を活用すれば、住民の負担は大きく減り、安心して浄化槽の設置・撤去を進められるのです。


高齢化や人口減少がもたらす維持管理の課題

しかし課題もあります。岩手県南や宮城県北は高齢化・人口減少が進んでおり、浄化槽の維持管理が行き届かないケースが増えています。定期的な保守点検や法定検査を怠ると、浄化能力が落ち、水質汚染のリスクが高まります。

また、空き家の増加に伴い、使われなくなった浄化槽が放置される事例もあり、悪臭や蚊の発生、地下水汚染の原因になりかねません。これらは地域全体の衛生環境に影響を与えるため、撤去や適切な管理が急務となっています。



浄化槽の日に行われる主な啓発活動


全国的な啓発イベントとその内容

浄化槽の日には、全国各地で「全国浄化槽大会」や啓発イベントが開催されます。浄化槽の普及に尽力した個人や団体への表彰、専門家による記念講演、浄化槽の展示やパンフレット配布などが行われます。

また、子ども向けの水質体験イベントや、地域住民向けの無料相談会も実施され、世代を問わず水環境への関心を高める取り組みが続けられています。


地域での取り組み事例|一関市や登米市など

一関市では「浄化槽適正管理推進週間」として、維持管理業者と連携した点検啓発活動を行っています。登米市でも、公共下水道や浄化槽の適正利用を呼びかける広報活動を展開しています。

地域に根ざした活動によって、市民が自分ごととして浄化槽を考えるきっかけになっています。



浄化槽の解体・撤去が必要なケースとは?


空き家の解体時に浄化槽撤去が必要な理由

空き家の解体時には、建物本体だけでなく浄化槽の撤去も必要です。放置された浄化槽は雨水がたまり、害虫や悪臭の原因になります。また、地中に空洞が残ることで地盤沈下や事故につながる恐れもあるため、解体工事と同時に撤去するのが基本です。


浄化槽撤去にかかる費用や注意点

撤去費用は、浄化槽の大きさや地中埋設の状況によって異なりますが、一般的には10〜20万円程度が目安です。ただし一関市や平泉町では12万円前後の補助金が出るため、自己負担は大幅に減ります。

撤去の際は、浄化槽内の汚泥を抜き取り、槽を割って搬出し、埋戻しと整地を行います。産業廃棄物としての処理も必要なため、専門業者に依頼することが重要です。



コワスモが行う浄化槽撤去工事とは?


一関解体工房コワスモの対応エリアと特徴

一関解体工房コワスモでは、一関市・平泉町・宮城県気仙沼市・登米市・栗原市を中心に、住宅や施設の解体とともに浄化槽の撤去工事も行っています。

当社の特徴は、撤去だけでなく有資格者による新規設置工事にも対応可能なことです。さらに、各自治体の補助金申請や役所への書類提出についてもアドバイスを行い、スムーズな手続きをサポートしています。

「解体工事のついでに撤去したい」「新築やリフォームに合わせて浄化槽を新設したい」など、さまざまなご要望にワンストップで対応できるのが強みです。


実際の撤去工事の流れと注意点

撤去工事の流れは以下の通りです。

  1. 現地調査(浄化槽の大きさ・設置状況の確認)

  2. 補助金の利用可否確認と申請サポート

  3. 浄化槽内部の汚泥抜き取り

  4. 浄化槽本体の破砕・撤去

  5. 搬出・処分(産業廃棄物として適正処理)

  6. 埋戻し・整地

注意点として、申請を行わずに工事を先行すると補助金が受けられないケースがあります。コワスモでは事前にスケジュールを調整し、補助制度を最大限に活用できるようにサポートしています。


浄化槽撤去と舗装の例(企業様案件)

まとめ

10月1日の「浄化槽の日」は、浄化槽法の施行を記念して制定された重要な日です。生活排水をきれいにする浄化槽は、地域の水環境と公衆衛生を守るために欠かせない存在です。

岩手県一関市や平泉町、宮城県気仙沼市・登米市・栗原市では、浄化槽設置や撤去に補助金制度が整っており、賢く活用することで住民の負担は大幅に軽減できます。

一関解体工房コワスモでは、浄化槽の撤去はもちろん、有資格者による新規設置工事や役所申請のサポートも行っています。環境と暮らしの安心を両立させたいとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。


👉 解体工事から浄化槽の設置・撤去も!見積もり依頼・ご相談は コワスモ公式サイト またはお電話 0191-88-9793 からどうぞ。

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