空き家から漂う嫌な臭い、その原因と根本的な解決策を徹底解説！

岩手県一関市、そしてお隣の気仙沼市にお住まいの皆様、こんにちは！一関解体工房コワスモのブログ担当です。

「空き家」と聞いて、多くの方が真っ先に思い浮かべるのが「カビ臭い」「ホコリっぽい」といった独特の匂いではないでしょうか？

ご実家や相続した家が空き家になり、久しぶりに足を踏み入れた瞬間に、ツンとした嫌な臭いに「何とかしなきゃ…」と頭を悩ませている方もいらっしゃるかもしれません。

空き家の匂いは、単なる不快感だけでなく、建物の劣化や健康被害のサインでもあります。 この匂いを放置すると、いずれ解体が必要なほど状態が悪化する可能性もあります。

今回は、この空き家の匂いの原因と、私たちのような解体の専門家だからこそ知る根本的な解決策について解説します。

空き家の匂いはどこから来る？主な3つの原因

空き家の匂いの原因は多岐にわたりますが、特に注意すべきは以下の3つです。

1. 排水口からの下水臭

空き家で最も多い匂いの原因が、この排水口からの下水臭です。 台所、お風呂、洗面所、トイレなど、水回りの排水管には「排水トラップ」という下水からの悪臭や害虫の侵入を防ぐための仕組みがあります。

このトラップには常に水が溜まっていますが、長期間使用しないとこの水が蒸発し、下水の匂いが直接室内に上がってきてしまいます。 これが、空き家独特の「ツンとした匂い」の正体です。

2. 湿気とカビ

一関市のように自然豊かな地域では、特に湿気がこもりやすくなります。 空き家は窓を閉め切っていることが多いため、空気の循環が悪くなり、湿気が溜まりやすくなります。 湿気が溜まると、壁や床、収納内部にカビが発生し、あの不快なカビ臭さを放ちます。 カビは見た目が悪いだけでなく、建材を腐食させたり、アレルギーの原因になったりすることもあります。

3. ホコリやゴミ、家具に染みついた生活臭

長年放置された空き家には、ホコリやゴミが溜まり、ダニや害虫の温床となることがあります。 これらの死骸や排泄物も嫌な匂いの原因です。 また、住んでいた時の生活臭（タバコ、ペット、調理の匂いなど）が、壁や床、家具に染みついてしまっていることも少なくありません。

自分できる匂い対策と、専門業者による根本解決

空き家の匂いを解消するには、原因に合わせた対策が必要です。まずはご自身でできる対策を試してみましょう。

【セルフでできる対策】

• 定期的な換気と通水: 窓を全て開けて空気の通り道を作り、家全体の換気を行います。また、月に1回程度はすべての排水口に水を流し、排水トラップに水を溜めて蒸発を防ぎましょう。

• 清掃: 溜まったホコリやゴミを徹底的に掃除し、匂いの元を取り除きます。

• 除湿対策: 押し入れやクローゼットに除湿剤を置いたり、定期的に除湿機を稼働させたりするのも有効です。

【専門業者による根本解決】

これらのセルフ対策を試しても匂いが消えない場合は、建材の奥深くに匂いが染みついている可能性があります。その際は、専門の業者に依頼して根本的な解決を目指すのが賢明です。

1. 特殊な消臭・除菌作業 壁紙や床材の奥に染みついた匂いは、表面的な清掃では取り除けません。専門業者は、オゾン脱臭機や特殊な消臭剤を使い、壁紙の張り替えをすることなく匂いを根元から分解・除去します。

2. リフォームによる建材の交換 匂いが建材に深く染み込んでしまい、上記の方法でも改善が見られない場合は、壁や床、天井などの建材を剥がして新しいものに交換するリフォームが必要です。

3. 空き家管理サービスの活用 遠方に住んでいて頻繁に空き家を管理できない場合、空き家管理サービスを利用するのも一つの手です。定期的な換気や通水、清掃を代行してくれるため、匂いの発生を未然に防ぐことができます。

4. 解体工事という選択肢 リフォームでは解決できないほど建物の劣化が進んでいる場合や、相続した空き家の使い道がなく維持費だけがかさんでいる場合は、解体工事が最も有効な解決策となります。

一関や気仙沼で数々の空き家解体を手掛けてきた私たち「コワスモ」は、解体工事のプロフェッショナルとして、建物の状況を正確に診断し、お客様にとって最善の選択肢をご提案します。匂いの問題から、解体後の土地活用まで、お客様の悩みに寄り添い、丁寧に対応します。

空き家の匂いにお困りでしたら、まずはお気軽に私たちにご相談ください。 現地調査からお見積もりまで、無料で対応いたします。

一関解体工房コワスモ URL：https://www.kaitai-fujitec.iwate.jp/ お電話でもお気軽にお問い合わせいただけます。